大学生の2人に1人がチャトレをするべき理由

現在の日本の大学進学率は年々上昇しており、2023年度（令和5年度）の文部科学省「学校基本調査」によれば、大学（学部）への進学率は57.7%で、前年より1.1ポイント増加し、8年連続で過去最高を更新しています。

また、短期大学や専門学校を含む高等教育機関全体への進学率は84.0%で、こちらも前年より0.2ポイント増加し、過去最高となっています。

しかし、大学に進学するには数百万円の資金が必要になります。

そこで大学に進学する際に奨学金を利用する人も多く、

日本学生支援機構（JASSO）の「令和4年度学生生活調査」によれば、大学学部（昼間部）の学生のうち、何らかの奨学金を受給している割合は55.0%もいます。

しかし、奨学金の返済は簡単なものではなく、返済に困っている人も多いです。

2020年度の調査では、現在延滞していない返還者のうち、約19.8%が過去に延滞を経験していると報告されています。

奨学金の返済は非常に負担になるため、すこしでも借入しないようにしたり、返済の負担を減らすために
隙間時間にチャトレをして、大学生活を謳歌したほうがいいと言えます。

日本学生支援機構（JASSO）の第1種奨学金と第2種奨学金の返済計画にはそれぞれ特徴があります。以下で具体的に説明します。

第1種奨学金（無利子）

特徴

• 無利子なので、借りた金額のみを返済します。
• 奨学金の種類（貸与月額など）や借入期間によって、毎月の返済額が異なります。

返済計画

1. 返済開始時期
   卒業後6か月後から返済が始まります。例えば、3月に卒業した場合、10月から返済開始です。
2. 返済期間と金額
   • 月々の返済額は、借入総額を返済期間で割る形で計算されます。
   • 返済期間は、通常、借入額に応じて10〜20年程度が設定されます。
3. 具体例
   • 借入総額：300万円
   • 返済期間：15年
   • 毎月の返済額：16,667円

第2種奨学金（有利子）

特徴

• 利子がつくため、借りた金額＋利息を返済します。
• 利率は在学中に固定または変動型を選べますが、上限利率は3%（2024年時点）です。

返済計画

1. 返済開始時期
   卒業後6か月後から返済開始です。
2. 返済期間と金額
   • 利率や借入総額により返済額が変動します。
   • 一般的に第2種の方が第1種より返済額が多くなります。
3. 具体例（利率1%と仮定）
   • 借入総額：300万円
   • 返済期間：20年
   • 毎月の返済額：約13,800円（うち利息分が約4,000円）

共通の返済ルール

1. 繰上げ返済
   一部または全額を繰上げ返済可能。利息を節約できます。
2. 返済困難時の支援
   • 減額返還：返済額を半額にしてもらう（返済期間が延びる）。
   • 返済猶予：一時的に返済を停止できる。失業中や収入が一定額以下の場合に適用。
3. 返済方法
   毎月、銀行口座から自動引き落とし。

重要な注意点

返済が滞ると、延滞金が発生するほか、信用情報に影響を及ぼす可能性があります。返済困難な状況に陥った場合は、速やかにJASSOへ相談しましょう。

さらに詳しい返済計画はJASSO公式サイトでシミュレーションが可能です

大卒の平均給与は20代で以下のようになっているため、数万円の出費でも相当厳しいです。

1年目（初任給）

• 平均月給：約22万6,341円（2024年4月入社者の中間集計）
• 年間給与：月給×12か月＝約271万6,092円

2年目

• 平均年収：大卒で約280万円

3年目

• 平均年収：25～29歳の平均年収は約327万円

そこで、大学生のうちからチャトレをしてできる限り奨学金を借りないようにしましょう。

また、チャトレをどの程度稼働させれば返済に困らないかも示したいとおもいます。

借入総額、返済期間、働く時間を基に考えます。

1. 前提条件

• 時給：2,000円(低めで計算しました)
• 借入総額：例として300万円（第1種の場合、利息なし）
• 返済ペース：毎月の返済額を目安に、働く時間を計算します。

2. 計算シミュレーション

第1種奨学金（無利子）

• 借入総額：300万円
• 返済期間：15年（180か月）
• 月々の返済額：300万円 ÷ 180か月 = 約16,667円

必要な稼働時間（月あたり）：
16,667円 ÷ 2,000円（時給） = 約8.33時間

1か月に8.5時間働けば返済可能。

第2種奨学金（有利子、利率1%を想定）

• 借入総額：300万円
• 返済期間：20年（240か月）
• 月々の返済額：約13,800円（元金＋利息）

必要な労働時間（月あたり）：
13,800円 ÷ 2,000円（時給） = 約6.9時間

1か月に7時間働けば返済可能。

3. 短期集中で返済する場合

「奨学金を早く返済したい」という場合は、以下のようにまとめて働きます。

例：1年で300万円を返済する場合

• 必要な月収：300万円 ÷ 12か月 = 25万円
• 必要な労働時間（月あたり）：25万円 ÷ 2,000円 = 125時間
• 週に必要な時間：125時間 ÷ 4週間 ≈ 31時間／週

4. ポイントと注意点

1. 税金や経費の考慮
   • チャトレの収入は所得税や住民税が発生するため、実際の手取りはやや少なくなる可能性があります。
2. 無理のないペースで
   • 健康を考えつつ、長期的に継続可能なペースを計画することが大切です。
3. 繰上げ返済
   • 必要な分だけ働いて収入を得た後、繰上げ返済を行うと利息負担が減り、総返済額を抑えられます。

具体的な働き方に応じて、詳細シミュレーションをしてみました。

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